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令和元年7月29日

 
  関東ブロック職員研究大会に参加して
令和元年7月10日・11日に開催された、関東ブロック職員研究大会に出席しました。
恵和青年寮からも4人の職員が参加しました。(参加者約1,000名)
1日目の基調講演では和光大学名誉教授の最首 悟先生の公演がありました。先生は
平成28年7月26日に起きた、津久井やまゆり園事件の植松被告とのやり取りで有名な方です。「共生原理としての人間の二面性」と題して「やまゆり事件の犯人の主張」「そもそも人間とは」「主語がない日本語」「二者制」という切り口でお話しされた。
 哲学的なお話で、理解するのは難しかったです。優生思想やナチスの障害者虐殺など、歴史の中で繰り返されているもので、今後の高齢者問題などで安楽死や姥捨て山などの発想が出てこないとは限らないと思いました。今回の参議院選でも安楽死の議論を始めるべきとの主張もありました。
記念講演では自閉症の作家・詩人である東田直樹氏と、母親の東田美紀氏のお話があった。自閉症である東田さんの壇上で繰り広げられる一挙手一投足が気になりました。この目で見て「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」の著書の内容も理解できました。
会場からの質問にも文字盤を使って即答される姿には驚きました。ありきたりな回答ではなく、質問者の質問の意味を理解したうえでの回答でした。
嬉しかったのは恵和青年寮から参加の職員が「ひらひらするものや」「くるくる回るものに反応されるのはどうしてですか」という質問したことです。東田さん「自分でもわからない、脳が勝手にやっている、自分では止められない」ということでした。
外部研修では同じ職場から複数人参加することはありませんが、今回の関東ブロック職員研究大会に地元開催の利便性を生かし複数参加できました。
参加者で課題を共有し職場でフィードバックできたことはとても良かったと思います。
ありがとうございました。


 
 
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